地球を取り巻く電離圏は、通信や放送の電波の伝わり方に大きな影響を与えたり、GNSS測位精度を低下させたりと、私たちの日常生活にも影響を与えています。情報通信研究機構(NICT)宇宙環境研究室では、イオノゾンデによる電離圏観測を長年にわたって行っており、その成果は、電離圏研究の基礎データとして、 また、短波帯無線通信等の重要な情報源として活用されています。本ページでは、リアルタイムで得られる電離圏の概況に加え、長年にわたるイオノゾンデ観測のデータアーカイブの提供を行います。
注意事項
当室では、電離圏観測合理化の一環として、観測の自動運用と観測施設の無人化を進めています。 自動化システムでは、予期せぬトラブルのため不定期にデータ遅延または運用中断が起こり得ることをご了承ください。 また、サーバーにアクセスが集中した際等にはサービスを停止させていただく場合があります。
データポリシー
当サイトから提供されるデータを用いた論文等を発表される際には、そのデータが「WDC for Ionosphere and Space Weather, Tokyo, National Institute of Information and Communications Technology」から提供されたものである旨を明記してください。また発表される論文等の別刷・コピーをお送りいただければ幸いです。 これらは観測の継続指針・データ品質向上・サービス拡充のために重要なことですので、ご協力をお願いいたします。
謝辞
国内における定常観測は総務省からの委託業務「電波の伝わり方」に基づき実施されているものです。また、南極昭和基地における電離層観測は総務省からの 委託業務「南極地域観測事業における電離層観測」に基づき実施されているものです。